香港ディズニーランド、開業1周年の様々な評価

「開業1周年記念の来週火曜日(12日)までに、入場者数目標560万人を達成するのは無理だ」「経営状況は良く、運転資金には余裕がある」――香港ディズニーランドのマネージングディレクター、ビル・アーネスト氏は4日、開業以来の1年間をこう振り返った。

香港ディズニーランドには開業以来トラブルが絶えない。開業当初に予想を下回っていた入場者数は、今年の旧正月になって激増。チケットを持っていても入場できない事態になった。昨年は制服着用の政府係官による園内の食品衛生・品質検査を拒否し、今年は子ども向けのウォーターアトラクション「UFO地帯」から基準値を大幅に超える大腸菌が検出された。敷地面積は他のディズニーランドに到底およばぬ狭さで、待ち時間は10分楽しむために1時間並ばなければならないほど長い。アトラクションが少ない割にチケットは高く、アイデアは他のディズニーランドの単なる追従。来場者や世論からは批判が相次ぎ、肯定的意見はまれだ。

これとまったく対照をなすのが、30年の歴史を持つ大型海洋テーマパーク「香港海洋公園」だ。長い歴史を持ちながらますます新鮮感を増し、ディズニーランドとの競争があったにも関わらず、今年夏の入場者数は過去最高の100万人を突破した。

こうしたことから、ディズニーランドの位置づけ、経営、将来性に懸念が抱かれている。香港特区政府がディズニーランドの筆頭株主になったことから、建設当初は大きな期待が寄せられ、香港観光業界の発展をけん引するものと期待されていた。業界関係者は、入場者数が目標に達しなかった背景には、マイナス情報が絶えなかったこと、ディズニーブランドの過大評価による影響、旅行会社など関係業者に対する条件や協力の悪さなど、多くの原因があると指摘する。別の評論家は、規模の小ささとアトラクションの少なさに根本原因があるとして、「入場者数が想定を下回る現在ですら待ち時間が長すぎるのだから、今後入場者数が増加すれば、待ち時間はさらに長くなるだろう。すると、ディズニーランドという『楽園』は『苦園』と化し、入場者数はさらに減少するだけだ」と語る。

香港ディズニーランドは2カ月以内に拡張プランを発表し、新アトラクションの建設、スペシャルイベント、既存アトラクションの利用率の向上策などを打ち出す予定だ。特区政府の関係者は「来年は各方面で一層の改善を見たい」としている。(編集NA)

「人民網日本語版」2006年9月8日
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